今の自分の過不足を知ったら①

よしむら行政書士事務所 行政書士の吉村です。
前回の「終活は自分を知ること」の続きです。
自分を棚卸しすることによっていろいろなものが見えてきます。
これからの自分には過剰なもの。
逆に備えが足りていないもの。
棚卸ししただけではもったいない。
棚卸しを活用していきましょう。

今の、これからの自分に過剰すぎるものはないか

今の、これからの自分に過剰すぎるものがないか見直してみましょう。

①必要以上に銀行口座を持っていないか
 普段の生活に使用している以外の銀行口座は意外とあるものです。
 本当に必要か、使用予定はあるかを考えます。
②必要以上の保険に入っていないか
 これからの自分にとって必要以上の保障の保険に加入していないかも見直しましょう。
③証券会社等の口座
 取引に使っていない口座をそのままにしていませんか?
④身の回りのもの
 もう何年も使っていない生活雑貨や衣服はありませんか?
 昔の趣味の道具などもありませんか?
⑤不動産
 必要以上に不動産を保有していませんか?

断捨離をしましょう

今の、これからの自分にとって過剰なもの、不要なものは断捨離をしましょう!
まずは自分のものから始めましょう。
そして、一日で終わらせようとしないこと。
ゆっくり進めましょう。
断捨離のコツは、小さくて身近なものから始めることだそうです。
衣服などは、本当に着るかどうか考え、悩んだら一度着てみるといいそうです。
衣服を減らすと、普段のコーディネートに悩まなくなるメリットもあるそうです。

金融機関関係や不動産関係は自分でやる

金融機関や証券会社などの口座解約は自分でやると簡単です。
解約しようとするといろいろ言われることもあるでしょう。
そこは堂々と「終活してるの。必要以上のモノは持たないことにしたの!」と言いましょう。
不動産の処分は契約になります。
所有者本人でないとできません。
思い立ったが吉日。
早めや早めに動くことが大切です。

自分でできないときは専門家に頼む

自宅内の不用品の処分しておきましょう。
いわゆる「生前整理」です。
大きなものがあったり、量が増えたりします。
そこは専門家に任せましょう。
要るもの、要らないものをはっきりさせてお願いしてしまいましょう。
あなたにとっては不要なものでも価値があるものもあります。
価値のあるものは買い取ってもらい、処分費用の一部に充てることも可能です。
よしむら行政書士事務所でも専門業者を紹介できます。
お気軽にご相談ください。

意外と遺されると困るもの

職業柄、遺品整理に立ち会うこともあります。
その時に遺された方々がどうしたらいいか悩まれるものがあります。
何だと思いますか?


「写真・アルバム」なんです。
思いでのシーンが写されている写真で悩むの?
むしろ、うれしいんじゃないの?

実際に立ち会ったケースでは多くの方が悩まれます。
そう、思い出のものなのにです。
思い出のものだからこそ、なのかもしれません。
そんな写真をどうしたらいいのか…。
処分してもいいものなのか?
みなさん、そう言って悩まれます。
そうならないように、時間があるときに選別しておくことをおすすめします。
アルバム一冊だったり、お菓子の箱に入る分だったり。
ちょっとした気配りで、遺された人が悩まなくて済むと思います。

まずは、今の、これからの自分に多すぎるものを減らしましょう。
無理することなく少しづつでもいいので。
大変な時は専門家に頼みましょう。

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